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お知らせ

アメリカン・ホーム・アシュアランス・カンパニー日本支店の2013年度(2014年3月期)決算と業績の概要について

2014年6月30日

アメリカン・ホーム・アシュアランス・カンパニー日本支店の2013年度 (2014年3月期)の決算と業績の概要についてお知らせします。
*アメリカン・ホーム・アシュアランス・カンパニー日本支店は、すべての保険契約および保険事業を日本法人(株式会社)であるアメリカンホーム医療・損害保険株式会社に移転・譲渡し、アメリカンホーム医療・損害保険株式会社が2014年4月1日より事業を開始しています。

1.2013年度(2014年3月期)決算

2013年度(2014年3月期)期末の実績と主な業績項目の前年との比較をご案内いたします。 元受正味保険料(収入積立保険料を含む)は、医療保険および緩和告知型ガン保険の新規販売が好調だった反面、『長期補償傷害保険』の満期到来に伴う「無事故戻し返戻金」が、昨年度より1,969百万円多く発生したこと、また、一部契約の保険料1,004百万円について計上方法を変更したことなどにより、82,595百万円と前年に比べ0.5%の減収となりました。

正味収入保険料は65,711百万円と前年に比べ2.3%増加し、正味支払保険金は25,355百万円と4.1%増加しました。営業費及び一般管理費、支払備金繰入(戻入)額、および責任準備金繰入(戻入)額等を加減した当年度の保険引受損失は15,774百万円となり、資産運用損益は大きく改善したものの、当期純損失は15,067百万円となりました。

ただし、これは販売が好調な医療保険を積極的に拡大するために広告宣伝費を計画的かつ集中的に投資した結果であり、健全な財務基盤を維持するために必要な資金を米国本社より受ける前提で実行したことから、ソルベンシー・マージン比率は805.2%と高い水準を維持しています。

また、前年度の日本支店との業績比較を容易にするため、通常の「損益計算書計上ベース」に加え、「『長期補償傷害保険』の無事故戻し返戻金および一部契約の保険料の計上方法の変更を考慮しないベース」の数値もご参考として開示しています*。

*元受損害率、正味損害率および正味事業費率の諸比率についても、分母となる元受正味保険料および正味収入保険料の開示に伴い、同様な対応を行っています。

(単位:百万円)

項目 2012年度
(2012.4〜
2013.3)
2013年度
(2013.4〜
2014.3)
増減 増減率
元受正味保険料
(収入積立保険料を含む)
83,026 82,595 △431 △0.5%
正味収入保険料 64,215 65,711 1,496 2.3%
正味支払保険金 24,350 25,355 1,004 4.1%
営業費及び一般管理費 39,896 43,952 4,055 10.2%
保険引受損益 △10,049 △15,774 △5,725 -
資産運用粗損益 263 710 447 170.1%
経常損益 △9,854 △15,151 △5,296 -
当期純損益 △9,168 △15,067 △5,899 -
項目 2012年度末
(2013年3月末)
2013年度末
(2014年3月末)
増減 増減率
総資産 89,324 106,514 17,189 19.2%
純資産 3,249 13,051 9,802 301.7%
ソルベンシー・
マージン比率
559.4% 805.2% 245.8 -
≪ご参考≫
項目 「損益計算書計上ベース」 「『長期保障傷害保険』の無事故戻し返戻金
および一部契約の保険料の計上方法の変更を
考慮しないベース」
2012年度
(2012.4〜
2013.3)
2013年度
(2013.4〜
2014.3)
増減率 2012年度
(2012.4〜
2013.3)
2013年度
(2013.4〜
2014.3)
増減率
元受正味保険料
(収入積立保険料を含む)
83,026 82,595 △0.5% 83,254 85,798 3.1%
元受正味保険金 35,005 35,242 0.7% 35,005 35,242 0.7%
元受損害率* 45.2% 45.5% 0.3% 45.1% 43.8% △1.3%
正味収入保険料 64,215 65,711 2.3% 64,443 68,141 5.7%
正味支払保険金 24,350 25,355 4.1% 24,350 25,355 4.1%
正味損害率* 41.9% 42.2% 0.3% 41.7% 40.7% △1.1%
正味事業費率 64.5% 71.5% 7.0% 64.2% 68.6% 4.4%

(*)「損害調査費」を含んだベースです。

(注1)表中の金額は表示金額単位(百万円)未満を切り捨てして記載しています。
(注2)2012年度と2013年度の数値を1円単位で計算し、対前年増減と対前年増減率を表示しています。なお、対前年増減率については、小数点第2位を四捨五入して表示しています。

※各指標の内容につきましては、以下の用語説明資料をご利用ください。

PDF(添付1) 2013年度(2014年3月期)決算概要関連資料(用語説明)別ウィンドウで開く

PDF(決算概要参考資料)(添付2) 2013年度(2014年3月期)決算概要(添付資料)別ウィンドウで開く

  • 資料1:貸借対照表
  • 資料2:損益計算書
  • 資料3:ソルベンシー・マージン比率
  • 資料4:有価証券等の時価情報

2.業績の概要

(1)保険引受の概況

元受正味保険料(収入積立保険料を含む)は、収入の約8割を占める傷害保険・医療保険の分野では、前年比2.0%の増収となりましたが、自動車保険はマーケティング効率を追求するために広告宣伝費等を絞り込んだことから前年比11.1%の減収となり、全種目において前年比0.5%減収の82,595百万円となりました。 「『長期補償傷害保険』の無事故戻し返戻金および一部契約の保険料の計上方法の変更を考慮しないベース」においては、傷害保険・医療保険で前年比5.1%の増収となりました。自動車保険は前年比5.3%の減収となりましたが、全種目においては、前年比3.1%の増収を確保し、85,798百万円となりました。

(2)種目別保険料・保険金の概況

当年度の種目別保険料・保険金の概況は別添のとおりです。

PDF(添付3)種目別保険料・保険金(損益計算書計上ベース)別ウィンドウで開く

PDF(添付4)種目別保険料・保険金(長期補償傷害保険の無事故戻し返戻金および一部契約の保険料の計上方法の変更を考慮しないベース)別ウィンドウで開く

(注1)表中の金額は表示金額単位(百万円)未満を切り捨てして記載しています。
(注2)2012年度と2013年度の数値を1円単位で計算し、対前年増減率を表示しています。なお、対前年増減率については、小数点第2位を四捨五入して表示しています。
(注3)本業績の概要においては傷害保険の種目には医療保険が含まれます。

(3)資産運用の概況

当年度末の有価証券等の運用資産は前年度末に比べて14,088百万円増加して、94,428百万円となりました。また、有価証券売却による損失が減少したことから、当年度の資産運用粗利益は前年度の263百万円から447百万円増加し、710百万円となりました。