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お知らせ

2013年度中間期(2013年9月期) 決算と業績の概要について

2013年12月05日

アメリカンホーム保険会社の2013年度中間期(2013年9月期)の決算と業績の概要についてお知らせします。

1.2013年度中間期(2013年9月期)決算

2013年度中間期(2013年9月期)は、主力商品の一つである傷害保険「長期補償傷害保険」の満期開始に伴う無事故戻し返戻金が1,016百万円計上されています(前年度中間期実績はありません)。
これまで、元受正味保険料、正味収入保険料の算出においては、計上された無事故戻し返戻金を控除した数値を開示してきましたが、「長期補償傷害保険」の無事故戻し返戻金の影響が大きく、前年度との業績比較を容易にするため、同返戻金を控除した数値と控除しない数値を下表のとおり開示しています(*1)

「長期補償傷害保険」の無事故戻し返戻金を控除しないベースでは、元受正味保険料(含む収入積立保険料)は、医療保険の引き続きの販売好調を受け、前年同期比2.5%増加して42,685百万円となりました。また、正味収入保険料は5.4%増加して33,735百万円となり、正味支払保険金が約3.9%増加し12,631百万円となったものの、正味損害率は0.6ポイント改善して40.8%となりました。正味事業費率は、医療保険等の広告宣伝活動等に費用を昨年度以上に積極的に投資した結果(*2)、10.3ポイント増加して69.1%となりました。

これまでと同様の開示ベース(「長期補償傷害保険」の無事故戻し返戻金を控除したベース)では、元受正味保険料は41,668百万円となりました。正味収入保険料は32,719百万円、正味支払保険金は12,631百万円となり、それに営業費及び一般管理費、支払備金繰入(戻入)額、責任準備金繰入(戻入)額等を加減した当中間期の保険引受損益は7,118百万円のマイナスとなり、資産運用で利益を計上したものの、純損益は6,698百万円のマイナスとなりました。

ただし、これはアメリカンホームの事業計画において日本での通販型ビジネスを継続的に拡大することが予定されており、その一環で昨年度以上に積極的に広告宣伝費を投資した結果であり、健全な財務基盤を維持するために米国本社より必要な資金の投入を受けた上で実施しています。したがいまして、ソルベンシー・マージン比率は546.8%と依然として高い水準を維持しています。

(*1)なお、元受損害率、正味損害率および正味事業費率の諸比率についても、分母となる元受正味保険料および正味収入保険料の開示に伴い、同様な対応を行っています。

(*2)当社は、契約獲得のための広告費等を先行投資し、次年度以降の利益で回収する通販型ビジネスを展開しています。販売好調な商品があり将来の利益が見込める場合においては、当該単年度の保険引受損益に与える影響を加味した上で、広告費等を積極的に投資するという判断をしております。2013年度に獲得した新規保険料から得られる将来の利益においても、同年度の広告宣伝費を上回ると見込んでおります。なお、前述のとおり、当社の積極投資の方針を受け、2013年7月に米国本社より資金が投入され、財務基盤の強化が図られています。

(単位:百万円)

項目 「長期補償傷害保険」の無事故戻し返戻金を
控除したベース
「長期補償傷害保険」の無事故戻し返戻金を
控除しないベース
2012年度
中間期
(2012.4〜9)
2013年度
中間期
(2013.4〜9)
増減率 2012年度
中間期
(2012.4〜9)
2013年度
中間期
(2013.4〜9)
増減率
元受正味保険料
(含む収入積立保険料)
41,659 41,668 0.0% 41,659 42,685 2.5%
元受正味保険金 17,480 17,768 1.6% 17,480 17,768 1.6%
元受損害率 44.6% 45.4% 0.8% 44.6% 44.3% △0.3%
正味収入保険料 31,992 32,719 2.3% 31,992 33,735 5.4%
正味支払保険金 12,160 12,631 3.9% 12,160 12,631 3.9%
正味損害率 41.4% 42.1% 0.7% 41.4% 40.8% △0.6%
正味事業費率 58.8% 71.2% 12.4% 58.8% 69.1% 10.3%

項目 2012年度中間期
(2012.4〜9)
2013年度中間期
(2013.4〜9)
増減 増減率
正味収入保険料 31,992 32,719 726 2.3%
正味支払保険金 12,160 12,631 470 3.9%
営業費及び一般管理費 18,124 22,051 3,927 21.7%
保険引受損益 △2,627 △7,118 △4,490 -
資産運用粗損益 55 387 331 592.9%
経常損益 △2,592 △6,769 △4,177 -
当期純損益 △2,672 △6,698 △4,025 -

項目 2012年度期末
(2013年3月末)
2013年度中間期
(2013年9月末)
増減 増減率
総資産 89,324 89,640 316 0.4%
純資産 3,249 1,892 △1,357 △41.8%
ソルベンシー・
マージン比率
559.4% 546.8% △12.6 -
(注1)表中の金額は表示金額単位(百万円)未満を切り捨てして記載しています。
(注2)2013年度中間期と2012年度中間期の数値を1円単位で計算し、対前年増減と対前年増減率を表示しています。なお、対前年増減率については、小数点第2位を四捨五入して表示しています。

※各指標の内容につきましては、こちらの用語説明資料をご利用ください。

PDF(添付1) 2013年度中間(2013年9月期)決算概要関連資料(用語説明) (PDFファイル(62.8KB)別ウィンドウで開く

PDF(添付2)2013年度中間(2013年9月期)決算概要(添付資料) (PDFファイル(149KB)別ウィンドウで開く

  • 資料1:貸借対照表
  • 資料2:損益計算書
  • 資料3:ソルベンシー・マージン比率
  • 資料4:有価証券含み損益

2.業績の概要

(1)保険引受の概況

当社の収入保険料の約8割を占める傷害保険・医療保険の分野における元受正味保険料(「長期補償傷害保険」の無事故戻し返戻金を控除しないベース)は、前年同期比4.4%の増収となりました。自動車保険はマーケティング効率維持の観点から広告宣伝費等を絞ったため、前年同期比5.3%の減収となったものの、当社全体の元受正味保険料は前年同期比2.5%の増収を確保し、42,685百万円となりました。

(2)種目別保険料・保険金の概況

当中間期の種目別保険料・保険金の概況は別添のとおりです。

PDF(添付3)種目別保険料・保険金(長期補償傷害保険の無事故戻し返戻金を控除しないベース)(PDFファイル(83.5KB)別ウィンドウで開く

PDF(添付4)種目別保険料・保険金(長期補償傷害保険の無事故戻し返戻金を控除したベース)(PDFファイル(83.7KB)別ウィンドウで開く

(注1)表中の金額は表示金額単位(百万円)未満を切り捨てして記載しています。
(注2)2013年度中間期と2012年度中間期の数値を1円単位で計算し、対前年増減率を表示しています。なお、対前年増減率については、小数点第2位を四捨五入して表示しています。
(注3)本業績の概要においては傷害保険の種目には医療保険が含まれます。

(3)資産運用の概況

当中間期は有価証券売却損益の影響が少なかったことから資産運用粗利益は前中間期末の55百万円の利益から331百万円増加して387百万円の利益となりました。

アメリカンホーム保険会社 会社概要

日本における損害保険事業免許取得 :1960年
日本における代表者 :社長兼CEO 橋谷有造
 会長    後藤久雄
日本における営業所在地(東京オフィス所在地) :東京都港区虎ノ門4-3-20 神谷町MTビル